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執筆者の写真KAZUHIRO HFT

力みを無くし動作をスムーズにする呼吸の意識

運動中の呼吸がいかに動作のスムーズさとパフォーマンスの発揮に影響するか、

誰もが過去に幾度となく指摘されわかってはいますが、ついつい体を動かすことに集中してしまい適切なタイミングでの呼吸が抜けてしまいがちです。


呼吸は単なる酸素供給だけでなく、運動のリズムや動作の質にも大きな影響を与えます。例えば、ランニングやスイミングなど、一定のリズムが求められる運動では、呼吸がリズムを整える重要な役割も果たします。呼吸が乱れると動作のリズムも崩れ、テンポを保つことが難しくなりぎこちない動きが生まれてしまいます。

このぎこちなさは時として怪我や痛みに繋がることもあります。


呼吸と動作が適切なタイミングで合わさることで、筋肉の緊張がバランス良く調整されます。特に息を吐くときには無駄な力みが抑えられ、動作がスムーズになります。これは例えばボクサーのように前方へパンチを打つ際に息を吸いながら打ち出すのと息を吐きながら打ち出すのとではその動作のスムーズさの違いに誰もが気付くはずです。


さらに、息を吐く際は横隔膜の動きの観点から腹圧が高まり体幹が安定し、動作に安定感も生まれます。特に高負荷の運動では、この腹圧のコントロールがとても重要です。呼吸と動作を調和させ、無駄な力みを減らし、スムーズで効率的な動作を目指す、トレーニングとは単にパワーをつける、筋量を増やすだけではなく力みの抜き方を習得する練習とも言えます。トレーニングをそのような観点で捉えると、動作中の呼吸の重要性をより感じていただけると思います。


挑戦を思い出す場所


BRAVE FITNESS GYM 覚王山

名古屋市千種区穂波町3丁目29−1

エトワールMI 101

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