お正月休み中における生活リズムの乱れは、積み重ねてきた体づくりの成果を台無しにしてしまう可能性があります。休み明けからパワフルにスタートダッシュができるよう今回紹介する3つの習慣をぜひ実践してみてください。
1. 質の良い温かい朝食を軽めに食べる
朝食を食べた方が健康にいいのか?それとも抜いた方がいいのか?
といった朝食の必要性を多くの研究が長年論じてきていますが、明確にどちらの方が良いといった結論は導き出されていません。朝食を摂ることにはメリットとデメリットがあり、その人の今の健康状態によるといった無難な着地が現段階の答えです。
ただ、そんな状況の中ではありますが、朝食をちゃんと食べた方が良いと示す研究の方が若干多いようで、その点を踏まえ私自身が考えるベストな朝食スタイルを示すとすると、それは「質の良い温かい朝食を軽めに食べる」です。
この「質の良い温かい朝食を軽めに食べる」とは具体的にどういうものなのか、下記がその条件になります
①温かい白米に納豆か生卵をのせ、醤油や納豆のタレではなく天然塩で食べる
*天然塩とは精製された塩(ナトリウム成分99%の塩)以外の塩のことを指します
②温かい具沢山味噌汁を食べる(大根、白菜、ネギ、しめじなど)
③満腹まで食べない、腹五分目くらいまでにする
④朝食を食べる前に十分な水を飲み、ブラックコーヒーは朝食後に飲む
1日のスタートに冷たいヨーグルトやシリアル+牛乳、ヤクルトといった食べ物は避け、栄養バランス抜群の体を冷やさない朝食を一度お試しください。
「質の良い温かい朝食」というのは少々手間の掛かる内容ではありますが、比較的時間の余裕があるこの休みの期間にぜひ1度は実践してみましょう。
2. 起床時間にこだわった質の高い睡眠
人が健康を維持する為に必要な睡眠時間は7~8時間程度であるとこれまでに多くの研究が示しており、この事実をほとんどの方が認識していますが、どうしても家のことや仕事で睡眠時間が確保できないという方は依然としてたくさんいます。
そんな状況の中、日頃の忙しさから解放されるお正月休みは、普段中々実践できない睡眠の質を高めるチャンスとも言えます。
とはいえ、時間があるからといって単純に睡眠時間を長くするだけでは逆効果になる場合もあります。
このお正月休み中にぜひ実践して欲しい睡眠の質を高めるポイントを1つだけ挙げるとすれば、それは「朝6時40分頃に起きてオレンジ色の朝日を見て目覚める」です。
この、”オレンジ色の朝日を見る”が、睡眠の質を高め健康を維持していくのに欠かせないポイントになります。
日中の白い光の太陽で目覚めるよりオレンジ色の朝日を見て目覚めた方がよい理由は下記の通りです。
体内時計が整う 睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンの分泌が緩やかに抑制され、自然な覚醒を促し、規則正しい生活リズムが作りやすくなります。その日の睡眠の質も高まり好循環を生み出します。
穏やかな覚醒 強い光を浴びることによる身体への負担を緩やかにし、スムーズに活動モードへ移行できます。
セロトニンの分泌促進 幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌が促進され一日をポジティブな気持ちでスタートできます。
紫外線リスクが低い 紫外線の影響を抑えながら、骨の強さや免疫力の高さなど、体の健康維持に欠かせない栄養素ビタミンDの生成が可能です。
心理的なリラックス効果 暖色であるオレンジ色の光が、安心感や幸福感をもたらします。
つまり、オレンジ色の朝日は、体内時計を整え、心身ともに穏やかな覚醒を促し、健康的な一日をスタートさせるのに欠かせないということです。
地域によりバラツキはありますが日本の1月の日の出時間は、おおよそ6時40分から7時10分の間です。この日の出の時間を狙って起きる睡眠習慣をぜひ実践してみてください。
お正月休みだからだといって夜更かしせずに、まずは起床時間を決め、そこから適切な睡眠時間7~8時間を想定して就寝時間を決めてみましょう。
3.運動をする
最後はやはり運動習慣です。
この習慣の必要性に関して深い説明は不要ですね。
健康的な体でいる為に運動習慣が必要なことは絶対条件であると言っても過言ではありません。2025年問題が叫ばれる日本において、運動の価値はこれからどんどん高まっていくでしょう。
(*2025年問題とは、約800万人いる「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者になることで起こる問題です。75歳以上(後期高齢者)が大幅に増えることで、医療・介護費が大きく増加します。その結果、医療費などを負担する現役世代の負担も増加していくことになります。そのため、現在の社会保障制度の維持が困難になると言われています。この問題に対し、私達ができることは、高齢者を含めたすべての世代が病気の予防に努め、できる限り健康体でいる、つまり「健康寿命を延ばす」ことが、最も重要な対策の一つであり、社会全体の負担を軽減させることに繋がります)
しかし、誰もがその認識をもっているにも関わらず、それでも中々継続的に取り組めないのが運動でもあります。
お正月休みに十分な時間があるといっても、様々な感情が生まれ、正月ムードも相まって後回しにしてしまう気持ちも分かります。
私自身が経営するジムでも、運営に関与するフィットネスコミニティでも、2025年は皆さんにこのハードルを越えてもらう為の”きっかけ”を今まで以上に打ち出していきたいと考えています。
運動習慣を定着する為に、まず必要なのは、運動する為の環境を整えることです。
これからも長く精力的に活動していく為にもしっかりと健康習慣を定着させるべく、私達の提供する環境や情報が皆さんのお役に立てば幸いです。
2025年も引き続きよろしくお願いいたします。
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挑戦を思い出す場所
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BRAVE FITNESS GYM 覚王山
フィットネスコミニティ BRAVE
名古屋市千種区穂波町3丁目29−1
エトワールMI 101
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