「もっと力を抜いて!」というアドバイスを、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
例えば、子どもの頃にスポーツの練習で「肩の力を抜いて」と言われたり、親として子どもに自転車の乗り方を教える際に「もっとリラックスして」と声をかけた経験があるかと思います。このようなアドバイスには、実は動作の「コツ」を掴むための大切なヒントが隠されています。
コツを掴むとは?
「コツを掴む」というのは、特別な能力やパワーがつくわけではありません。むしろ、目的の動作に必要な力を最小限にし、不要な力みを取り除くことで、より機能的に体を動かせるようになることを意味します。初めて何かを学ぶ際は、どうしても力が入りすぎてしまいがちですが、ある瞬間に「力みを抜く」ということを習得することで急に動作がスムーズになり、動きに軽さを感じることがあります。この感覚こそが「コツを掴む」ということなのです。
力を込める意識と、力を抜くことのバランス
トレーニングでは、特定の筋肉を鍛えるためにその筋肉に意識を集中させることが重要です。しかし、その一方で、動作の効率を高めるためには、余計な力みを取り除くことも不可欠です。多くの人は「筋トレ=力を込める」というイメージを持っていますが、実際には鍛えたい筋肉に集中しながらも、その動作を阻害する余計な力みを抜かなければ、ターゲットとする筋肉をより効果的に鍛えることはできません。
例えば、チンニング(懸垂)では、腕や手(握力)に過剰に力を入れると適切なフォームがとれず、ターゲットとなる背筋を効果的に鍛えることができなくなります。
ではどのようにして腕や手(握力)から無駄な力みを抜くことができるか?
1つのポイントとしては、動作の始まりの意識をより体幹部に近いところへもっていくことです。動作の始まりの意識を腕や手にもっていくといわゆる腕でチンニング(懸垂)をしているといったことが起こり背筋を適切に鍛えることが難しくなります。この意識の持っていき方は、チンニングに限りません。
とはいえ、この意識の持ち方がいきなりできてしまうということは中々ありません。となると2つ目ポイントは、自身の体で明確に感じ取れるまで目的となる動作を反復するしかありません。
昔から基本動作を何百回も何千回もくりかえすことをしていた方も多いと思いますが、あの反復練習をなぜする必要があるのか?それはコツを掴む為、言い換えるとその動作に必要のない力みの抜き方を習得する為とも言えるわけです。
まとめ
ウエイトトレーニングでは「力を込めること」に意識が向きがちですし、ランニングでは「速く走ること」に集中しがちです。しかし、時には、力を発揮することよりも、無駄な力みをなくすことにフォーカスするトレーニングも大切です。
BRAVE FITNESS GYMでは、余計な力みを取り除くための動作意識に注目したトレーニングを通じて、機能的な体づくりをサポートしています。もし、あなたが自身の動作にぎこちなさを感じているのであれば、ぜひBRAVEにご相談ください。共に理想のパフォーマンスが発揮できる体を目指しましょう。
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挑戦を思い出す場所
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BRAVE FITNESS GYM 覚王山
名古屋市千種区穂波町3丁目29−1
エトワールMI 101
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